スピードトリミングについて

    スピードトリミングは『動物への優しさ』を重視するトリミング方法です。
    「スピード」という名前が付いていますが、決して「速くて雑なトリミング方法」ではありません。
    その特徴として、以下の4点が挙げられます。

泡で洗う

    シャンプーは表面の被毛だけを洗うのではなく、皮膚をやさしく洗うことが特徴です。しっかりと
    泡立てた多くの泡を使い、複数回に分けて洗います。これにより、シャンプーを直接振りかけたり、
    皮膚をゴシゴシ洗ったりするよりも皮膚への負担は少なくなり、汚れは充分に落とせます。
    皮膚をきれいに出来れば、薬用シャンプーも理想的に作用します。

    また、多くの泡で洗うことにより、結果的には被毛の汚れもしっかりと落とせます。これにより
    被毛を乾かす時間も短縮出来るので、ストレスのかかる時間を減らせます。そして被毛も
    ふんわりと立ち、シャンプーの匂いも長持ちします。

休憩を挟む

トリミングにかかる時間が長くなり、ずっと台の上で立ちっぱなしの状態になってしまうと、
わんちゃん・ねこちゃんにとっては精神的にも体力的にも負担が大きくなってしまいます。
トリミングにかかる時間そのものを短くするだけでなく、途中で休憩を挟み、リラックスしたり
うとうとしたり出来る時間を設けることで、心身の負担を減らす様にしています。

無理なことをしない

    初めてのトリミングで怯えている子への長時間のカットや、嫌がる子を力ずくで押さえつけての
    爪切りや耳掃除など、ストレスを与えてまで無理を強いる事はしません。

    仮に無理矢理トリミングをして、その場は上手くいったとしても、その後トリミングが嫌いに
    なることもあるでしょうし、もしかすると体を触られること自体を警戒する様になるかも知れ
    ません。病気を抱えた子の場合は、命に係わる問題につながることも考えられます。

    当初のご希望に沿えない事も起こり得ますが、それでも「時には諦めること」も愛情である
    私達は考えます。

たくさん褒める

    無理なことはしないと言っても、いつまでも何も出来ないままでは困りますので、苦手なことが
    多い子にもトリミングが「痛くない」「怖くない」と思ってもらえる様に、少しづつでも慣れて
    もらう必要があります。

    それには名前を呼んであげたり、話しかけてあげたり、たくさん褒めてあげたりします。
    そうすることで徐々に緊張がほぐれますし、「今、褒められた?」と思うことで、それまで
    嫌だったことが嫌ではなくなっていきます。

    もちろんトリミングが元々好きな子やすっかり慣れた子も、たくさん褒めてあげることによって
    トリミングで過ごす時間がより楽しく幸せなものになります。