接種時のご注意
混合ワクチン・狂犬病ワクチンのいずれの場合も、ワクチンアレルギー発生の可能性を考慮し、出来るだけ午前中のご来院をお願い致します。
当院は水曜午後が休診となるため、長時間不在になる日は避けてください。
混合ワクチン接種時に便をご持参頂けますと、同時に便検査を実施させていただくことができます。
なお、ご来院のご予約は必要ありません。
接種後のご注意
接種直後から発生し得る異常として「アナフィラキシーショック」
その後6時間ぐらいが経過するまでは大きく顔が腫れる「ムーンフェイス」
というものが生じることがあります。
アナフィラキシーショック
血圧の急激な低下や呼吸障害が発生し、直ちに生命にかかわる重大な副作用です。
院内で発生した場合は即座にご対応しますが、御帰宅後も接種から30分以内は特に気を付けて様子を見ていただき、異常があった場合は即座にご来院ください。
ムーンフェイス
顔だけではなく喉にも生じ得るもので、呼吸障害につながるおそれがあります。
顔がいつもより大きい様に感じられた場合や、息苦しそうな様子がある場合はご連絡ください。
接種後数日の間までは、いつもより食欲や元気がない、やや便が柔らかい、嘔吐をする等の異常が生じることがあります。
すべてが治療を要するものとは限りませんが、異常を感じた場合はご相談ください。
接種当日はなるべく穏やかに過ごせるようご配慮ください。
散歩は不可ではありませんが、短時間に止めていただき、もしも苦しそうな様子などがあれば、途中であっても切り上げてご帰宅いただくのが望ましいです。
接種の間隔について
当院では成犬・成猫においては、諸般の事情を考慮した上で基本的に年1回の接種を推奨しています。アレルギー等の問題から接種を見合わせたい場合は、混合ワクチンに関しては抗体検査を実施することも可能ですのでご相談ください。
生後1年以内の場合は、それまでのワクチン接種の内容や時期により接種回数やタイミングが変わりますので直接ご案内させていただきます。
混合ワクチンの種類
当院で標準的にご用意している混合ワクチンは下記のとおりです。
犬 5種 | ノビバックDHPPi | 犬 7種 | ノビバックDHPPi+L |
猫 3種 | 猫用ビルバゲンCRP | 猫 4種 | ピュアバックスRCP-FeLV |
・上記ワクチンでアレルギーが生じた履歴のある場合はご相談ください。
・ワクチン供給の問題から、上記以外の接種となる可能性もあります。
・新たなワクチンの販売や研究結果などから、上記は予告なく変更になることがあります。